「鉄腕アトム」などで知られる手塚治虫さんら多くの漫画家が暮らし、1982年に解体された東京都豊島区の「トキワ荘」の一部を復元した「トキワ荘マンガミュージアム」が27日、7月7日の一般公開を前に報道陣に披露された。

トキワ荘は一室4畳半の木造2階建てアパートで、手塚さんのほか「ドラえもん」の藤子・F・不二雄さんや「天才バカボン」の赤塚不二夫さんが暮らした。

ミュージアムの1階では、ファンの間でも希少とされる雑誌「漫画少年」の現物がずらりと並べられた。解体の際に手塚さんが「リボンの騎士」の主人公などを描き、警視庁池袋署にある記者クラブで保管されていた天井板も飾られた。

2階では当時の暮らしを再現。共同炊事場には小さなガスこんろが複数設置され、ガス代が払えずパンばかり食べていた漫画家がいたとの説明も。居室には白黒テレビや作業台が所狭しと並び、描いた原稿を並べて乾かす風景が広がっていた。

当初は3月にオープンする予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。一般公開は予約制で、28日からホームページで予約を受け付ける。(共同)