秋田県大仙市の「JA秋田おばこ」が宮城県の米穀卸会社から多額のコメ販売代金を回収できていない問題で、同JAは29日、総代会を開き、会社との和解案を賛成多数で可決した。会社が2033年度までに、未払いの11億7600万円のうち、6億2千万円を分割返済する。

和解案は、双方の代理人を通じてまとめた。滞りなく支払われた場合、残りの5億5600万円は免除する内容。

小原正彦組合長(67)は「苦渋の決断だったが、現段階で考えられる最良の方法だ」と説明。組合員の60代男性は「全面的には賛成ではないが代替策もない。少しでも回収するためにはこれしかないと思い賛成に回った」と話した。

同JAでは、17年に外部監査で未収金が発覚。その後、60億円を超える累積赤字も明るみに出て、JAが当時の役員への損害賠償請求などを行っている。(共同)