衆参両院は30日、国会議員の2019年分の所得に関する報告書を公開した。対象は653人。1人当たりの平均所得は2427万円で、前回18年分の公開時より230万円減った。減少は4年ぶり。首位は、前回2位だった自民党の元栄太一郎参院議員で8億4502万円。1億円超は3人で、いずれも自民党だった。5000万円超は10人だった。

前回17億円超の所得で平均を押し上げた鳩山二郎自民党衆院議員が2000万円台になった結果、1人当たりの平均所得は16、17年分(ともに2412万円)と同水準に戻った形だ。

元栄氏の所得は、株式売却による7億7893万円が大部分を占めた。2位は逢沢一郎自民党衆院議員(前回3位)の1億1170万円、3位は中西健治自民党参院議員(前回5位)の1億797万円で、上位には常連が並んだ。野党のトップ(全体4位)は宮川伸立憲民主党衆院議員で、株式売却による5831万円を含め7850万円の所得を得た。

政党別の平均所得は自民党が2608万円で最も高く、立憲民主党が2209万円、国民民主党が2204万円で続いた。女性88人の中では、阿部知子立憲民主党衆院議員が2835万円で首位。稲田朋美自民党衆院議員が2759万円で2番目に多かった。

報告書は昨年1年間を通じて在職した衆参両院議員が対象で、衆院454人、参院199人が提出した。衆参別の平均は衆院2326万円、参院2657万円だった。

このほか、19年中に増えた不動産や預貯金などを明らかにする資産補充報告書は178人(衆院122人、参院56人)が提出。20年4月1日時点で報酬を得ている企業・団体を報告した議員は163人(衆院113人、参院50人)だった。(共同)