自民党は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け延期していた党大会を中止する方向で調整に入った。党大会は党則で年1回の開催を定めており、中止は異例。感染収束の見通しが立たないことから、3千人規模が参加する集会の開催は困難だと判断した。党関係者が30日、明らかにした。

近く党役員会で正式決定する見通し。執行部は当初3月8日を予定していた党大会の開催について、9月を軸に検討していた。

秋に予想される内閣改造・党役員人事は党大会後が有力とみられていた。安倍晋三首相は党大会中止を踏まえ、人事の実施時期を改めて検討するとみられる。

党大会は「現執行部の総決算」(幹部)と位置付けられる。3月17日には党大会に代わる両院議員総会を開き、2020年運動方針を採択した。党大会では、運動方針などを報告する方針だった。

党大会はもともと1月開催が多く、15年以降は2~3月の実施が定着している。首相の総裁連続4選を可能にする党則改正に踏み切る場合も、党大会に諮る必要がある。(共同)