静岡県警は30日、沼津市で殺害された女子大学生山田未来さん(19)が1月に沼津署に相談したのは、無言電話や見知らぬ人からの電話についてだったと明らかにした。会員制交流サイト(SNS)などに山田さんの携帯電話の番号が書き込まれていた。事件では同じ大学に通う堀藍容疑者(20)が逮捕され、殺人容疑で送検されており、県警は相談内容との関連を調べている。 

また堀容疑者とみられる男が事件直前、逃げる山田さんを走って追い掛けていたことも住民への取材で分かった。

県警によると、山田さんは1月、少し前から無言電話や見知らぬ人からの電話が続いていると沼津署に相談した。

かけてきた相手に「どうして番号を知ったのか」と聞くと、県東部にある店舗内に、山田さんの名前や番号のほか、「連絡がほしい」との趣旨が書かれていると言われたと説明。山田さんは、SNSにも番号が書き込まれていたと署員に伝えたという。

沼津署は山田さんに、番号の変更を提案するなどの防犯指導を行ったとしている。相談は一度きりで、堀容疑者の名前は出なかった。

関係者によると、山田さんは事件のあった27日の午後1時ごろまで自宅から約2・5キロ離れたコンビニでアルバイトをしており、その後、自宅近くまで帰ってきた午後1時20分ごろに襲われた。

近所の60代男性は午後1時すぎ、自宅から遠ざかるように走る山田さんを目撃。約10メートル後ろから堀容疑者とみられる男が小走りで追い掛けていた。男の表情は険しく、目つきは鋭かったという。

捜査関係者によると、山田さんには背中などに複数の傷があり、死因は失血死。2人は日本大国際関係学部(同県三島市)に通っていた。(共同)