麻生太郎副総理兼財務相が公明党の斉藤鉄夫幹事長と会談した際、衆院解散時期について今秋が望ましいとの自身の考えを伝えていたことが分かった。両氏は6月29日、国会内で約40分間にわたり会談。斉藤氏は公明党の選挙準備が追い付かないことを理由に否定的な見解を示したという。関係者が30日、明らかにした。

衆院議員任期が残り1年3カ月余りとなる中、麻生氏は政権内で早期解散を唱えているとされる。麻生氏は首相在任中に金融危機リーマン・ショックへの対応を優先して解散時機を逸し、任期満了間際の2009年衆院選で大敗し、政権から陥落した経緯がある。

公明党の山口那津男代表は30日の記者会見で、衆院選に向けた党内の準備に関し「まだブルペンに入っている状況ではない。新型コロナウイルスで現職議員は地元に帰れなかったので、まずウオーミングアップを始めるということだ」と強調した。