羽田空港で国内線が発着する第1、第2ターミナルで1日、新型コロナウイルスの感染拡大による利用客激減に伴って閉鎖していたエリアが再開した。

全日空や日航の7月の国内線の減便率はともに当初計画の5割程度まで回復。春先の低迷からは脱し、次第に客足が戻っているという。

全日空が就航する第2では午前5時15分、これまで使われていなかった搭乗カウンターがオープンすると「安全で快適な空の旅を約束しますので、ご安心ください」とアナウンス。並んだ地上スタッフが一礼し「世界中の空に笑顔を みんなで乗り越えましょう」と横断幕を掲げた。

第2に4カ所ある保安検査場のうちこの日から1カ所が開き、3カ所が稼働するようになった。スタッフの山崎晴菜さん(27)は「75日ぶりの再開になります。お客さまも増えてきたのでうれしい」と決意。カウンターには透明のシート、ソーシャルディスタンスを呼び掛ける看板や消毒液も設置されている。ANAエアポートサービスの久沢弘太郎旅客サービス部長は「再開は感慨深い。予約も増えている。衛生管理を徹底し、快適な空間にしたい」と語った。

日航の第1は4月17日から北ウイングを閉鎖していたが全面再開した。東京都の小林房枝さん(52)は沖縄の両親に会いに行くという。「東京は感染者がまだ多いので、行くのも悩んだ。再開は必要なことだと思うが、感染者が増えないか不安はある」

国内線の6月の減便率は、全日空7割程度、日航6~7割。全国移動の解禁で、需要が戻ってきたという。羽田の第2ターミナルに3月29日開業した全日空国際線エリアは4月から閉鎖が続く。(共同)