前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けしたとして拘束された米国人容疑者2人について、米東部マサチューセッツ州の連邦地裁は10日、逃亡の恐れがあるとして、弁護側が求めていた保釈を認めない判断を下した。

地裁は判断理由で、2人がゴーン被告を逃亡させるため「複雑で洗練された計画を立案し、実行した」と指摘。ゴーン被告が昨年10月、容疑者側に約86万ドル(約9460万円)を送金していたことにも触れ、逃亡のリスクが大きいとの認識を示した。

2人は米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラー容疑者(59)と息子のピーター容疑者(27)。東京地検特捜部が犯人隠避などの容疑で逮捕状を取っており、米当局が5月に米国で拘束した。

日米両国間には犯罪人引渡条約があり、日本政府は米国に対し正式に引き渡しを請求している。(共同)