中東の衛星テレビ、アルアラビーヤは12日までに、レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告のインタビューを報じた。被告は、自身の逃亡に協力したとして米国人容疑者2人が米国で5月に拘束されたことについて「話せないが、助けてくれた人々に借りがある」と述べた。

11日放映のインタビューで被告は、金融商品取引法違反などの罪に問われた自身の事件は日本側の「陰謀」と改めて主張。逃亡に先駆け「日本国外の人と連絡するシステムを構築した」と明かした。さらに支援者には「その忠誠心に対し金銭的支払いをする」と話した。

レバノンは引退先として選んだとし、「日本にいるよりも千倍は良い」と述べた。

一連の事件では、逃亡を支援したとして米陸軍特殊部隊の元隊員マイケル・テイラー容疑者と息子のピーター容疑者が米当局に拘束され、日本政府は米国に引き渡しを請求している。被告側は逃亡前、2人の関連会社に対し計86万2500ドル(約9200万円)を送金していたとされる。(共同)