タイのピパット観光・スポーツ相は14日までに、日本からの観光客について、9月から段階的に受け入れを再開したいとの考えを示した。共同通信との単独会見で明らかにした。現在は新型コロナウイルス対策として、労働許可証の保有者らを除き、外国人の入国を厳しく制限している。

日本とタイはビジネス往来の再開に向け協議中。これと並行しながら、観光客受け入れの具体策をまとめている。観光はタイの主要産業で、ピパット氏は「経済的な打撃を緩和していきたい」と語った。

新型コロナの感染を抑え込んでいる国が受け入れの対象で、中国や韓国も想定。ピパット氏によると、第1段階として南部プーケットなど島しょ部に限定し、1日計約3000人を受け入れる。その後、首都バンコクや北部チェンマイに広げる。

日本での事前の検査で感染していないことを証明する必要があり、隔離措置は免除する。日本では感染が再び拡大しているが、ピパット氏は「日本の医療水準は高く、感染者がタイに入国することはない」と述べ、問題にならないとの認識を示した。

タイでは観光業が国内総生産(GDP)の2割を占める。昨年の外国人旅行者は約4000万人で、日本からは約180万人が訪れた。

タイの新型コロナ感染者は約3200人で、58人が死亡した。(共同)