日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は30日、京都の難病患者の嘱託殺人事件を受け、馬場伸幸幹事長がれいわ新選組の舩後靖彦参院議員を「(安楽死や尊厳死の)議論の旗振り役になるべき方が議論を封じている。残念だ」と批判したことに関し「非常に問題がある」と述べた。市役所で記者団に語った。

舩後氏は亡くなった女性と同じ難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の当事者。事件後、インターネット上で安楽死の法整備を求める意見が上がったことを受け「当事者の立場から強い懸念を抱いている。『死ぬ権利』よりも『生きる権利』を守る社会にすることが大切だ」というコメントを出した。馬場氏は29日の記者会見で、舩後氏の見解について「非常に残念だ。れいわの議員は積極的に国会で議論する役目がある」と述べた。

松井氏は「僕は舩後議員に賛同する。声明は議論を止めていることにはならないと思う。馬場氏に勘違いがあったなら、(発言の)誤解を解くべきだ」と話した。(共同)