米調査会社IDCは30日、世界の2020年4~6月期のスマートフォン出荷台数で、中国の華為技術(ファーウェイ)のシェアが20・0%で初めて首位になったと発表した。

2位は韓国のサムスン電子、3位は米アップルだった。新型コロナウイルスによる経済停滞の影響で、世界全体の出荷台数は前年同期比16・0%減の2億7840万台だった。

一方、アップルは「iPhone(アイフォーン)」の新機種を10月ごろに発売することを明らかにした。高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムに対応するとみられる。

IDCによると、ファーウェイの出荷台数は5580万台で5・1%減少したものの、経済活動がいち早く再開した中国市場が好調だったため、落ち込みが他社より比較的小さかった。

ただ米政府による禁輸措置で、ファーウェイは半導体など基幹部品の供給が断たれる可能性がある。5Gからファーウェイ製品を排除する動きは欧州でも広がりつつある。一般消費者が同社を敬遠する動きにつながりかねず、IDCは「海外市場での不透明さは続く」と指摘した。

サムスン電子のシェアは19・5%。出荷台数は28・9%減の5420万台と大幅に落ち込んだ。アップルのシェアは13・5%。出荷台数は11・2%増の3760万台。低価格のアイフォーンSEが好調だった。(共同)