東京消防庁は31日、今年上半期(1~6月)に東京都内の管轄地域で発生した火災件数(速報値)が前年同期より331件少ない1910件で、現行の統計を始めた1960年以降で最少だったと発表した。同庁は「新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの飲食店が休業したことが影響した可能性がある」と分析している。

全体のうち、住宅のガスこんろが原因の火災は、冬場の1~3月は20~30件台で推移。感染者が増え始めた4~5月に計80件発生し、前年同期より20件増加した。外出自粛で「宅飲み」や「オンライン飲み会」で調理に使う機会が増えたことが原因と考えられるという。

上半期の火災を月別でみると、2月の399件(前年比18件増)が最多。その後は右肩下がりで減少し、6月は最も少ない254件(同20件減)だった。

同庁は「ガスこんろの消し忘れが原因の火災も目立つ。調理中は離れないでほしい」と注意を呼び掛けている。   (共同)