北海道の釧路空港から関西空港に向かうピーチ・アビエーション機内でマスク着用を拒否し、客室乗務員を威圧したとして臨時着陸した新潟空港で降ろされた30代男性が12日、共同通信の取材に応じ「健康上の理由で長時間マスクをするのが難しい。客室乗務員に簡単な質問をしただけなのに安全阻害行為と判断され遺憾だ」と語った。

男性によると、他社の航空機を使った際には空港で事前に案内があったため、地上係員に事情を説明してマスクを着けなかった。一方、ピーチを利用した際は「搭乗前にマスクの着用要請がなく、機内で初めて指摘された」と主張。「他の乗客がいる前で、着用できない理由を明らかにするのはプライバシーの侵害だ」と客室乗務員の要請を拒否したという。

威圧したとされたことについては「客室乗務員からマスクを着けないと降りてもらうと言われ、根拠を求めた。機内はエンジン音がうるさく、つい大きな声になってしまった」と説明。「一方的に悪者扱いされるのは心外だ。不当に航空機から降ろしたことを謝罪してほしい」と話した。

ピーチ機は7日、男性の威圧的な態度が航空法の安全阻害行為に当たると判断して臨時着陸した。マスク着用を巡るトラブルでの目的地変更は初めてだった。(共同)