昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた前法相の衆院議員河井克行被告(57)が、弁護人全員を解任したことが15日、関係者への取材で分かった。東京地裁で続く公判が当面開かれなくなる可能性がある。前法相は無罪を主張。これまで4度保釈を請求したが、いずれも退けられている。

克行前法相は、妻の参院議員案里被告(46)と共に6月18日に逮捕され、7月8日に起訴された。公判は8月25日に始まり、夫妻は地元議員らへの現金供与をおおむね認めた上で、買収の意図は否認している。

裁判は起訴から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」の対象だが、検察側は地元議員ら計139人の証人尋問を申請しており、判決は来年になる見通し。公判は12月まで計55回の期日が指定されていた。 (共同)