米南部ケンタッキー州ルイビルのフィッシャー市長は15日、今年3月に黒人女性ブレオナ・テーラーさん(当時26)が警官に射殺された事件を巡り、警官の不正行為を訴えていた遺族に1200万ドル(約12億6000万円)の賠償金を支払うことで和解に合意したと発表した。米メディアが伝えた。

遺族が市当局を相手取り提訴していた。和解では警官の不正行為は認めていない一方、市当局が警察改革を進める条件も含まれている。テーラーさんの遺族は和解を歓迎した上で、事件に関与した警官の訴追を今後も求めていく姿勢を示した。

テーラーさんは、薬物捜査の一環で自宅に突然踏み込んできた白人警官により射殺された。事件には無関係だったとされ、地元などで抗議デモが起きていた。

全米オープンのシングルスで優勝した女子テニスの大坂なおみ選手も、人種差別に抗議するためテーラーさんの名前入りのマスクを1回戦で着用していた。(共同)