18歳未満の少女に現金を渡し、わいせつな行為をしたとして、4件の児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の罪で起訴された元大阪府文化課長、橋本貴仁被告(52=兵庫県川西市、4日付で懲戒免職)のスマートフォンに、延べ約300人の少女らと接触した形跡が残っていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。

大阪、京都、兵庫など関西圏の少女らで、大阪府警はいずれも買春目的だったとみている。橋本被告はうち約160人と実際に会い、40人程度と性交したと供述した。被害者の中には、新型コロナウイルスによる休校で時間ができ、応じてしまったと話す少女もいた。

府警はこのうち2件の買春と1件の児童ポルノ製造容疑を裏付けたとして、厳重処分を求める意見を付け、17日午後にも書類送検する。

起訴された事件の被害者の少女らが、援助交際を希望する旨を会員制交流サイト(SNS)に書き込んでいたことも判明。3月下旬に2回にわたり現金計4万円を受け取り、性行為に応じた少女は府警の聴取に「コロナで学校が休みで暇だった。友達に教えてもらい援交相手を探した」と説明したという。橋本被告は当時文化課長で、勤務時間中に大阪市のホテルで少女と落ち合っていた。

捜査関係者によると、被告はツイッターなどで年齢を実際より若く、職業も医師と偽って少女らに接触。直接会う前に容姿を伝える際も別人の写真を使っていた。府警が押収したスマホのカレンダー機能には、数年間にわたり、やりとりがあった延べ300人近い少女らの名前が残っていた。

橋本被告は6月以降3回逮捕され、追送検分も含め4件の買春の罪で起訴された。事件発覚後に文化・スポーツ室参事に異動し、9月2日の大阪地裁堺支部での初公判で起訴内容を認めた。(共同)