公明党の井上義久副代表(73)=衆院比例東北=と、石田祝稔政調会長(69)=比例四国=らベテラン議員5人が次期衆院選に出馬せず、引退する見通しとなった。

関係者が24日、明らかにした。同日の党中央幹事会で3次公認として比例代表6人の擁立を決めた。今後、太田昭宏前代表(74)=衆院東京12区=の去就が焦点となる。

山口那津男代表は中央幹事会で「菅政権をしっかり支え、国民の期待に応えていくとともに、次なる戦いへの布石を打っていきたい」と呼び掛けた。27日の党大会に向け、選挙準備と併せて役員人事の調整を加速。世代交代を図りたい考えだ。

既に衆院東京12区を後継候補に譲った太田氏は、比例東京ブロックでの立候補が取り沙汰されていたが、中央幹事会では公認されなかった。井上氏の比例東北ブロックは新人を擁立する。党幹部は「擁立する新人や元職は当選可能な比例順位で処遇する」と明言した。

井上、石田両氏のほか引退する見通しなのは、高木美智代政調会長代理(68)=比例東京、富田茂之政調副会長(66)=比例南関東、桝屋敬悟政調会長代理(69)=比例中国。一部議員は共同通信の取材に「引退する」と明らかにした。

長年、党は世代交代が課題とされてきた。定年を巡る現行の党内規は「任期中に69歳か在職24年を超える場合は原則公認しない」となっているが、太田、井上両氏らは特例で公認してきた。

党大会では、山口氏の7選を正式に了承する。高齢化が目立つ執行部の陣容も注目される。山口氏は「党の新陳代謝に配慮しながら後継体制をつくりたい」としている。(共同)