ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、2020年のノーベル平和賞を、飢えのない世界を目指し食料支援をしている国連機関、世界食糧計画(WFP、本部ローマ)に授与すると発表した。

新型コロナウイルス禍でも続ける地道な活動を評価し、飢餓と貧困の連鎖がもたらす人道危機の深刻化に警鐘を鳴らす狙い。

WFPは1961年に設立され、内戦や干ばつ、地震などの被害に苦しむ約80カ国の約1億人に、毎年計約150億食分の食料を支援。健康被害を受けやすい子どもの栄養状態の改善にも力を入れ、60カ国以上の学校に給食を提供してきた。(共同)