新型コロナウイルスの感染防止対策で国民に移動の自粛を求めているオランダで、ウィレム・アレクサンダー国王夫妻が休暇でギリシャの別荘に出かけたことが国民の批判を浴び、夫妻は現地到着翌日の17日、休暇を中断し帰国した。欧州メディアが伝えた。

国王夫妻は中断の理由について声明で「メディアで人々の反応を目にした。それには力があり、心に響いた」と説明。その上で「新型コロナ封じ込めの指針に従う必要性に疑義を生じさせることは望まない」とした。

オランダは14日夜から飲食店の営業停止などの措置を実施。国王夫妻はその直後の16日に政府専用機でギリシャへ向かった。オランダの公共放送は、国王の行動を統制していないとしてルッテ首相についても批判した。

国王夫妻は8月にもギリシャに滞在。感染予防のための対人距離を取らず、現地のレストランのオーナーと一緒にいるところを写真に撮られ、謝罪に追い込まれていた。(共同)