自民党の国会議員が市民と車座で話し合う「ふるさと対話集会」が18日、1000回目を迎えた。野党に転落した2009年に始まった取り組みで、12年の政権復帰後も回数を重ねた。新型コロナウイルスの影響で開催できない時期もあったが、野党時代の「悔しさを忘れない」(党幹部)として、今後も続ける方針だ。

「地方創生は大事な課題だ。地域の皆さんと心を一つにして頑張っていく」。森山裕国対委員長は鹿児島県霧島市で開かれた千回目の会合で、集会を続ける意義を強調した。会場では消毒や換気など新型コロナ対策も徹底した。

ふるさと対話集会は、故加藤紘一元幹事長らの発案で09年12月に開始。谷垣禎一総裁(当時)ら幹部が小さな集落にも足を運び、支持を掘り起こした。与党になった後は要望を吸い上げる場となり「自民1強」を下支えした。野党時代を知るベテラン議員は「市民の意見が政策に反映されるなど、自民党の基礎になっている」と語る。

一方、12年以降に初当選した若手議員の中には地道な運動を敬遠する傾向があるといい、新型コロナの感染拡大も重なって開催ペースが落ちる要因となっている。党関係者は「集会が地に足を着けた活動の一助になればいい」と話した。(共同)