インドで身分制度「カースト」の低位の女性が被害に遭う集団レイプ殺害事件が相次いでいるとして、在日インド人らが18日、東京都渋谷区の国連大学本部前で抗議デモを行い、インド政府に対策を講じさせるよう求める要請文を国連に提出した。同国政府によると2013年以降、レイプ被害認知件数は3万件超で推移している。

低位カーストの解放を求めている仏教徒団体「アンベードカル・インターナショナル・ミッション」(AIM)が中心となって呼び掛けた。インド人約50人が、「暴力でなく権利を」「政府はなぜレイプ事件の証拠を消すのか」と記されたプラカードを掲げ「サイレントスタンディング」で抗議の意思を示した。

AIMによると、インド北部ウッタルプラデシュ州では昨年12月、レイプ被害を裁判所に訴えようとした女性(23)が火を付けて殺害される事件が発生。今年9月にも、低位カーストの女性が舌を切られてレイプされ、数日後に死亡した。

AIM日本支部長のゴドガテ・プラシャント氏は「世界に類を見ない残虐行為が行われていることやインド政府の対策が遅いことを、日本でも知ってほしい」と訴えた。(共同)