マレーシアのマハティール前首相は30日までに、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を生徒に見せたフランスの中学教員が殺害されたテロ事件を巡り、イスラム教徒は「何百万人ものフランス人を殺す権利がある」との文言を含む文章をツイッターに投稿した。フランスは猛反発し、ツイッターが削除するなど、物議を醸している。

マハティール氏は、フランスのマクロン大統領が事件をイスラム教のせいにしたと非難。フランス製品の不買運動は妥当との考えも示した。

マハティール氏は29日夜、「他者を尊重」と題した文章を自身のホームページに掲載。一文ずつ分けてツイッターにも投稿した。自らもイスラム教徒として教員の殺害に反対した上で「他者への侮辱は表現の自由に含まれない」と指摘した。

問題の部分では、フランス人は歴史的にイスラム教徒を含む大勢を殺害したが「イスラム教徒は概して報復していない」とし、フランス人は異なる宗教や価値観を尊重すべきだと主張した。

ツイッターは当初、問題となった一文に「暴力をたたえる内容を巡るツイッターの規則に違反した」との注意書きを添えたが、閲覧は可能な状態だった。その後、波紋が広がり、削除した。(共同)