米大統領選で敗北確実となった共和党のトランプ大統領の支持者らが14日、首都ワシントンで選挙の不正を訴える大規模な集会を開いた。親トランプ氏の極右組織「プラウド・ボーイズ」も参加し、数千人がホワイトハウス近くの大通りを占拠。民主党のバイデン前副大統領の勝利を認めず、異例の抵抗を続けるトランプ氏も車列で訪れ、大きな喝采を浴びた。

集会では支持者らが次々と登壇し「みんなが眠っている間に票が盗まれた」「メディアは敵だ」と主張。トランプ氏の名前を記した旗などを掲げ、ホワイトハウスと連邦議会議事堂を結ぶ通りを練り歩いた。米国で新型コロナウイルスの新規感染者が連日最多を更新する中、マスクを着けない人が多かった。

東部ニューヨーク州から来た溶接工、フィリップ・アザラさん(37)は「バイデン氏が過去最多の票を得たなんて考えられない。郵便投票で不正があった可能性が高い。2024年にトランプ氏が立候補すれば支持する」と語った。

トランプ氏を熱狂的に支持し、根拠のない陰謀論を広める勢力「Qアノン」の信奉者とみられる人や、迷彩柄の服を着た民兵風の人もおり、反トランプ氏の市民と口論になる場面もあった。

トランプ氏に反対する地元の政治コンサルタント、アーロン・ハータスさん(36)は「彼らは誤った情報をうのみにして、トランプ氏のうそも信じている。民主主義が弱体化し、この国は危険な状態にある」と話した。(共同)