香川県坂出市沖で小学生ら62人が乗った小型船が沈没した事故で、高松海上保安部は20日、現場の海域の水中音波探知機(ソナー)調査で船を発見したと明らかにした。船の損傷状況や事故原因を調べるため潜水士6人らによる潜水調査も実施した。62人は全員無事救助されている。

運輸安全委員会は同日、船舶事故調査官3人の派遣を決めた。

保安部によると、船は事故時の通報場所から南東約2キロの海中で見つかった。潜水士らは衝突の状況を確認するため、海中の岩礁などに船の塗料が付着していないかどうかなどを調べている。現場周辺は所々に岩礁があり、航行には注意が必要という。

事故は19日午後4時40分ごろに発生。船長が「漂流物に衝突して船が浸水している」と118番した。船には修学旅行中だった坂出市立川津小6年の児童52人と教員や乗組員らが乗っていた。児童らは救命胴衣を着用し、沈む船の屋根部分や海の中で救助を待ち、海上保安庁の巡視船艇や付近の漁船などに全員救助された。

児童の男女2人とバスガイドの女性(72)の計3人が低体温症などで病院に搬送されたが、いずれも軽症という。(共同)