米政府高官は19日、トランプ大統領が20日にオンラインで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席することを明らかにした。2017年以来、2度目となる。

トランプ氏は大統領選で敗北が確実になって以降、ほとんど公務を入れておらず、初の国際会議参加になる。

一方、菅義偉首相は20日、APEC関連会合にビデオメッセージを寄せ、政権の優先課題は「デジタル化の推進とグリーン社会の実現だ」と述べ、デジタル化は地域繁栄の鍵になると訴えた。

APEC首脳会議には中国の習近平国家主席も出席を予定。日中など15カ国は15日に「地域的な包括的経済連携(RCEP)」に署名し、中国がアジア太平洋で影響力を一段と高めることも予想されている。トランプ氏には、中国に対抗する狙いもありそうだ。

トランプ氏は貿易赤字の縮小に向け、各国に「公正で互恵的な関係」構築を要求し、制裁関税で譲歩を迫ってきた。今回の会議でも「米国第一主義」路線を改めて主張する可能性がある。

大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領は国際協調を重視し、制裁関税に否定的な考えを示している。

トランプ氏は14日にオンラインで開かれた日米中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など18カ国による東アジアサミットも4年連続で欠席していた。(共同)