米製薬大手ファイザーは20日、開発している新型コロナウイルス感染症のワクチンの緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。欧米メーカーによる新型コロナワクチンの規制当局への許可申請は初めて。

FDAは外部の諮問委員会の意見を聴き、安全性と有効性を評価する。年内に判断を示す可能性があり、許可されれば、医療従事者などリスクの高い一部の米国民への接種が始まる。

同社は日本や英国など他の国で申請する準備も始めた。日本政府は6000万人分の供給を受けることで基本合意している。

ファイザーは今月18日、約4万4000人を対象とした臨床試験の最終段階で、発症を防ぐ有効性が95%だったとする結果を公表した。比較的重い副作用として倦怠(けんたい)感や頭痛などが報告されたが、安全性に深刻な懸念は見られなかった。

ワクチンはドイツのバイオ企業ビオンテックとの共同開発で、1人2回接種が必要。ファイザーは年内に5000万回分、来年は13億回分を製造できるとしている。(共同)