和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は22日、雌のジャイアントパンダ「良浜」が同日午前11時50分、雄の赤ちゃん1頭を産んだと発表した。体長20・5センチ、体重157グラムで、母子共に健康状態は良好という。

良浜は2000年9月に同施設で誕生した20歳で、人間であれば60歳ぐらい。出産は約2年前に続き7度目で、子どもの数は計10頭となった。父親は同施設の28歳「永明(えいめい)」。人間なら80歳を超える年齢で、飼育下で自然繁殖に成功した世界最高齢の雄のパンダという自身の記録を更新した。

同施設は今後、親子の体調を見ながら一般公開の時期を検討する。名前は公募で決める予定。良浜は赤ちゃんを優しく抱えてあやしているといい、飼育スタッフの真柴和昌さんは「生まれたことがゴールではなく、無事育て上げることが重要。気を抜かずに対応していきたい」と話した。

同施設は良浜と永明の交尾を6月に確認。良浜は10月25日以降、睡眠時間の増加や食事量の減少といった妊娠の兆候が見られていた。

同施設でのパンダ誕生は今回で17頭目。協力して繁殖に取り組む中国の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地のスタッフが新型コロナウイルスの影響で来日できない中、日本人スタッフのみでの初の出産となった。(共同)