「日本のいちばん長い日」などの著作で知られる作家の半藤一利(はんどう・かずとし)さんが12日午後、東京都世田谷区の自宅で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。関係者への取材で分かった。90歳。東京都出身。

東京大を卒業して文芸春秋に入社。「週刊文春」「文芸春秋」編集長などを歴任し、1994年から著述に専念した。

編集者として坂口安吾らを担当し、歴史研究に開眼。終戦時の軍部関係者らを集めた座談会「日本のいちばん長い日」は、雑誌「文芸春秋」の記事となった後に単行本化され、2度にわたって映画化された。

他の作品に「ノモンハンの夏」(山本七平賞)、「昭和史」シリーズ(毎日出版文化賞特別賞)など。エッセー「漱石先生ぞな、もし」で新田次郎文学賞も受けた。2015年に菊池寛賞。(共同)