米下院本会議は12日、トランプ大統領の支持者による議会襲撃を受け、ペンス副大統領に対し、憲法の規定を発動してトランプ氏の解任を求める決議案を採決する。賛成多数で可決の見通し。ペンス氏は応じないとみられており、民主党は13日、下院で2回目のトランプ氏弾劾訴追決議案の審議に入る。

トランプ氏は12日、議会襲撃を扇動したと非難されている自身の発言を「完全に適切だった」と主張し、責任を全否定。弾劾訴追決議案に関しては「われわれの国に大きな危険と激しい怒りを引き起こしている」と述べ、支持者に広がる反発を強調した。

6日の議会襲撃後、トランプ氏が記者団と直接やりとりするのは初めて。ホワイトハウスや首都ワシントン近郊の空港で語った。

弾劾訴追決議案を巡り、共和党下院ナンバー3のチェイニー議員ら3議員が12日、賛成に回ると表明。共和党内でもトランプ氏を不適格と見なす議員が増えている。

12日の決議案は民主党が提出。副大統領と閣僚の過半数の賛成でトランプ氏を職務不能と判断し、ペンス氏が大統領代行に就任することを可能にする合衆国憲法修正25条の適用を要求。決議後24時間で応じなければ、民主党は13日にも弾劾訴追決議案の採決に入る。弾劾訴追決議案も可決するとみられている。

トランプ氏は12日、訪問先の南部テキサス州で「修正25条は私にとって全く危険はない。逆にバイデン政権のところに舞い戻り、悩ませることになる」と語った。何らかの反撃を模索していることを示唆した。(共同)