米下院本会議は13日、トランプ大統領が支持者をあおって連邦議会議事堂を襲撃させたとして「反乱扇動」の責任を問い、罷免を求める弾劾訴追決議案を賛成多数で可決した。2019年にウクライナ疑惑でも弾劾訴追されており、米史上初めて2回弾劾訴追された大統領になった。

決議は上院に送付され、本会議で弾劾裁判が開かれる。有罪・罷免には出席議員の3分の2の賛成が必要だが、民主、共和両党の勢力は拮抗(きっこう)する。弾劾裁判の開催は、バイデン次期大統領が就任する20日以降になるとみられる。弾劾裁判に進めばトランプ氏が公職に就く資格の剥奪にも道が開ける。

弾劾訴追決議は、議会でバイデン次期大統領の当選認定手続きが行われた6日、トランプ氏が直前の集会で支持者に「死ぬ気で戦わなければ国を失う」と無法行為を意図的に助長したと指摘した。「米政府への反乱を扇動することで、重罪と不品行を働いた」と非難した。

これまで弾劾訴追された米大統領は1868年のジョンソン氏(17代)と1998年のクリントン氏(42代)、トランプ氏の3人。ジョンソン、クリントン両氏は無罪評決を受け、トランプ氏もウクライナ疑惑では無罪評決だった。(共同)