韓国最高裁は14日、財閥のサムスングループなどから巨額の賄賂を受け取ったとの特定犯罪加重処罰法上の収賄罪などに問われた前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告(68)の上告審で、懲役20年、罰金180億ウォン(約17億円)などの実刑を言い渡した昨年7月のソウル高裁での差し戻し控訴審判決を支持して検察の上告を棄却、刑が確定した。

朴被告は、国政に介入した親友と共謀しサムスン側から約束分も含め433億ウォンの賄賂を受け取った事件と、情報機関の国家情報院から36億ウォン超の上納金を受け取り賄賂と見なされた事件で起訴され、差し戻し前の二審判決で言い渡された懲役年数は合わせて30年だった。

2019年に最高裁が両事件の二審判決を破棄して差し戻し、ソウル高裁が併合して審理した。差し戻し控訴審では、一部の強要罪や職権乱用罪を無罪とし減刑。35億ウォンの追徴金支払いも命じた。

事件を「政治報復」と非難する朴被告は一審途中から出廷拒否を続けた。上告もしていない。

共謀したとして起訴された親友の崔順実(チェ・スンシル)受刑者(64)は昨年6月に懲役18年、罰金200億ウォンなどの実刑判決が確定している。

朴被告への贈賄罪などに問われたサムスングループ経営トップのサムスン電子副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)被告(52)の差し戻し控訴審判決は18日に予定されている。

朴被告は14日判決の事件とは別に、公職選挙法違反罪で懲役2年の実刑が確定している。(共同)