大学入試センター試験の後継として初めて実施される大学入学共通テストが、16日から全国の681会場で始まる。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、11都府県に緊急事態宣言が出された中での大規模入試。53万人超の出願者は感染防止策に加え、健康チェックの徹底が必要となる。大学入試センターは、体調不良を感じたら無理をせず、追試験を受けるよう呼び掛けている。

共通テストは16、17日の第1日程に加え、一斉休校による学習遅れがある現役生が対象の30、31日の第2日程がある。初日は地理歴史と公民、国語、外国語、2日目は理科と数学を行う。

センターは健康チェックリストを作成。発熱や喉の痛みなどがあれば無理に会場に来ず、受験票記載の問い合わせ先の大学に電話連絡し、追試験を申請するよう求めている。試験前日は午後5時まで、当日は午前7時半から受け付ける。

原則、受験生本人や保護者らが、問い合わせ大学に医師の診断書を持参する必要があるが、発熱相談センターから自宅待機を命じられて発行が間に合わないなどのケースでは不要。大学側の指示に従って、症状などを報告する。

当日に会場で体調不良を感じれば、試験監督に申し出ることを要請。その場合、別室受験となったり、追試験の申請を求めたりする。センター試験では1日単位だった追試験は、共通テストでは科目単位で受けられるようにした。

濃厚接触者となっても、無症状なら条件付きで別室受験が可能だ。試験前日の午前10時までに大学側に電話し、PCR検査の結果が陰性であることなどを報告する。保健所が濃厚接触者かどうかを確認中の場合は、体調に問題がなければそのまま受験できる。

出願者総数は53万5245人で、うち53万4527人が第1日程を選んだ。第1日程を体調不良などで欠席すると第2日程が追試験となる。第2日程の受験生が受けられない場合は、2月13、14日の特例追試験に回る。(共同)