国軍がクーデターで全権を握ったミャンマーで22日、ゼネストが実施され、全国各地でスーパーや商業施設、工場が軒並み休業した。

地元メディアによると、同日の反軍政デモは1日のクーデター以来最大規模になり、数百万人が参加する見通し。経済や政府機関の一部がまひしており、軍政は統治能力の欠如を露呈し、大きな打撃となった。

一連の反軍政デモでは、3人が治安部隊の発砲で死亡。22日は犠牲者の写真を掲げながらデモ行進する参加者の姿も見られ、実力行使に反発が強まっている。

ゼネストは会員制交流サイト(SNS)で呼び掛けられた。最大都市ヤンゴンでは、幅広い業種の労働者ら数万人がデモに参加。これまで営業を続けてきた大手スーパーや生鮮市場も臨時休業し、主要産業を担う縫製工場もほとんどが稼働を停止した。

ヤンゴンでは医療従事者らも抗議集会を開催。国軍は多くの参加者が集まっていた米国や中国の大使館などの近くに、バリケードを設置して道路を封鎖した。南西部パテインでも数万人が川沿いの一角を埋め尽くし「民主主義を」と国軍への不満を叫んだ。

国軍は声明で、若者らがデモを扇動しているとして「命に関わる結果になる」と警告した。公務員らが職務を放棄する「不服従運動」への締め付けを強め、5人以上の集会を禁じているが、デモは各地で連日続いている。(共同)