東京都の小池百合子知事は22日、関西3府県や愛知県など各地で新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除に向けた動きが出ているのに対し、首都圏については「厳しい状況が続いている。この週は極めて重要だ」として慎重姿勢を示した。23日午後には埼玉、千葉、神奈川3県の各知事とテレビ会議を実施。感染状況や医療提供体制の現状を意見交換し、宣言の扱いを協議するとみられる。

小池氏は都庁で報道陣の取材に対し、現状での解除には「緩みにつながってしまう。中途半端な状況が続くと経済も疲弊する」と述べた。

都は22日、新たなコロナ対策として、23日から都立の上野公園(台東区)と葛西臨海公園(江戸川区)で歩行者を一部片側通行にするなどの規制を実施することも決定。営業時間の短縮に従っていない飲食店などには特別措置法に基づき、書面で改めて要請する。

都内では新規感染者数の減少が続く一方で下げ止まりの傾向も見られる。気温も上昇する中で祝日の23日を控え、改めて人出の抑制を図って対策を引き締める狙い。

上野公園と葛西臨海公園では23日から大通りにパイロンを置き、歩行者の通行を規制。27日以降は都立公園の駐車場を閉鎖し、運動施設も利用を中止する。

都内の新規感染者数は緊急事態宣言の発令後、前週比7割程度の減少ペースが続いてきたが、直近の数日は減り幅が小さくなり、22日は86・9%だった。(共同)