東京都は23日、混雑を緩和し密集を避けるため、上野公園と葛西臨海公園の一部を片側通行に規制した。都内の新型コロナウイルスの新規感染者数は減少幅が小さくなっており、公園の利用を控えるよう呼び掛け、人出抑制策を強める。

桜の木が並ぶ上野公園の大通りは、約500メートルにわたってパイロンが設置された。埼玉県草加市の会社員の男性(63)は「閉鎖ありきではなく、いい工夫ではないか。桜の時季にも歩いたり写真を撮ったりできるといい」と期待を寄せた。

都は新規感染者数の7日間平均を前週比で7割に減らしていく目標を設定しているが、直近の数日は8割程度で推移し、下げ止まりの傾向も出ている。若年層では再び増加も見られ、小池百合子知事は最近の好天などによる行動の活発化に懸念を示し「この週が重要だ」と呼び掛けている。

都は昨年3月もコロナ対策で上野公園などでの花見自粛を求め、一部通路を通行止めとした。(共同)