ドイツ検察は25日、首都ベルリンにある連邦議会議事堂の平面図をベルリンのロシア大使館に勤務するロシア軍参謀本部情報総局(GRU)機関員に渡したとして、スパイ行為に関与した罪でドイツ人の男を起訴したと発表した。

検察によると、男は議事堂で使われる電気機器の点検を請け負う会社に勤めていたことから平面図を入手し、電子データとしてロシア側に渡した。2017年夏までに犯行を決意したが、検察は詳しい時期や動機を明らかにしていない。

ドイツ有力誌シュピーゲルは男について、55歳の元東ドイツ軍将校で、同国秘密警察の協力者だった可能性があると報じた。

GRUは各国で情報活動を展開している。ベルリンの公園では19年にジョージア(グルジア)人男性が白昼射殺される事件が発生。ロシア情報機関が関与した可能性が浮上し、ドイツ外務省は同年、ロシア外交官2人の追放を発表した。ドイツメディアは2人がGRU関係者だと報じた。(共同)