栃木県足利市の両崖山(251メートル)一帯の山林で起きた火災は、発生6日目となる26日も延焼が続いた。市は新たに98世帯に避難勧告を出し、勧告世帯は計305世帯に拡大。地元消防や陸上自衛隊が消火活動を再開したが、宇都宮地方気象台によると、空気が乾燥した状況は当面続く見込みで、鎮火の見通しは立っていない。

新たに勧告が出たのは両崖山東側の地区で、市によると、25日夜には一時的に、住宅の約150メートルの距離まで火が迫ったという。26日午前10時時点で6世帯11人が避難所に身を寄せている。

消火活動はヘリコプターによる散水が中心で、陸自などのヘリが順次、山と水源を往来した。麓などでの放水もしている。

市内の中学校が26日も休校しており、市民生活に影響が出ている。市内にある県立と私立の高校4校は周辺状況が落ち着いているなどとして再開した。東日本高速道路によると、北関東自動車道の足利インターチェンジ(IC)-太田桐生IC(群馬県)間の通行止めは東行き西行きとも継続中で、解除の見通しは立っていない。

山林火災は21日に発生。焼失面積は25日午後2時時点で約100ヘクタールに達しており、市は拡大範囲の把握を急いでいる。(共同)