電車に飛び込んだ弾みでホームの乗客に当たってけがをするなどの巻き添え事故は過去にも起きている。

2013年6月には神戸市灘区の阪神電鉄大石駅で男性が飛び込み、特急電車にぶつかって運転席の窓を突き破り、ガラス片を浴びた運転士が病院に搬送された。

17年6月には大阪府吹田市のJR東海道線(京都線)吹田駅で、線路に飛び降りた男性が快速電車にはねられ、弾みでホーム上にいた親子2人に当たった。親子は脚の骨を折る重傷を負った。

元町駅では、転落や自殺防止のためのホームドアは設置されていなかった。鉄道各社はホームからの転落防止に取り組んでいるが、1日10万人以上が利用する主要駅(285駅)の計1275番線のうち、ホームドアが設置されているのは20年3月末時点で35%の計447番線にとどまっている。(共同)