名誉毀損(きそん)容疑で逮捕された高知市の無職男が、高知地検の取り調べを受けた際の様子を録音・録画したデータを、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿したとして、地検が刑事訴訟法違反(開示証拠の目的外使用)の罪で起訴していたことが26日、地検への取材で分かった。1月22日付。

男は高知市上町の小松満裕被告(71)。起訴状などによると、公判の準備のために開示された取り調べの際の録音・録画データのコピーを弁護側から入手して2019年11月ごろ、自宅でユーチューブに投稿したとしている。

被告は17年、路上で拡声器を使って高知県警の警察官らに対する誹謗(ひぼう)中傷を繰り返したなどとして名誉毀損容疑で逮捕された。高知地検の検察官は取り調べの様子を録音・録画し、同罪で起訴後にデータを記録したDVDが当時の弁護人に証拠開示された。被告はDVDを受け取り、データを投稿したという。

高知地裁は19年5月、懲役8月の実刑判決を言い渡し、その後確定した。さらに昨年、元県警幹部に対する名誉毀損容疑で逮捕、同罪で起訴され公判中。(共同)