近畿日本鉄道は26日、2019年度に7200人だった社員数を600人減らす人員削減計画を発表した。新型コロナウイルス感染拡大で利用客が落ち込み、業績が急速に悪化したことに対応する。早期退職の募集や新入社員の採用抑制により削減する。

早期退職は45歳以上の管理職と社員約5000人を対象に、3月1日から24日まで募集する。退職金を加算し、再就職を支援する優遇措置を設ける。募集人数は設定しない。グループ内外への出向も実施する。

親会社の近鉄グループホールディングス(HD)も約400人を対象に早期退職を募る。

近鉄グループHDは2021年3月期の連結業績予想で純損益が過去最大となる780億円の赤字になると見通し、収益改善が急務になっている。

コロナ禍で鉄道業界は大きな打撃を受けており、JR西日本は社員が順番に休む一時帰休を実施している。(共同)