東北新社は26日、総務省幹部への接待問題で二宮清隆社長が引責辞任するとともに、菅義偉首相の長男正剛氏を懲戒処分とし、メディア事業部趣味・エンタメコミュニティ統括部長を解任、人事部付にしたと発表した。三上義之氏と木田由紀夫氏も執行役員を解任。いずれもホームページ上で公表し「総務省職員の処分という重大な事態を招き、関係者に深くおわび申し上げる」とした。

正剛氏は、子会社の囲碁将棋チャンネルの取締役も辞任。三上氏と木田氏は、それぞれ兼務する別の関連会社の社長などの役職を辞任した。正剛氏の具体的な処分内容は明らかにしていない。

東北新社は、12日に設置した特別調査委員会から26日に中間報告を受け、処分を決めたと説明。「木田氏が主導して多数回の会食を実施した」との報告概要を引用した。正剛氏については「多くは木田氏に従って参加していた」と、従属的な立場だったと強調した。接待を繰り返した理由は引き続き調査中という。

総務省が24日に公表した同省の調査結果によると、木田氏が接待に同行者を連れていた場合は、ほとんどが正剛氏だった。正剛氏は三上氏に同行するケースもあった。山田真貴子内閣広報官と谷脇康彦総務審議官は、それぞれ二宮氏を含む4人で接待した。

二宮氏の後任の社長には、中島信也副社長が就任した。(共同)