河野太郎行政改革担当相は28日午前のフジテレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンに関し、65歳以上の高齢者接種の開始が見込まれる4月中の供給量増加に期待を示した。米ファイザー社と交渉中として具体的な数量は示さなかったが「4月分は少し上積みできるのではないか」と述べた。有効に活用するため、接種現場での柔軟な対応を容認する指針を示す考えも明らかにした。

政府は高齢者について、人数を限定して4月12日から全国の自治体で接種を始め、4月26日以降、本格化させる予定だ。

河野氏は高齢者向けワクチンに関し「5、6月で2回接種できるだけの量の供給が受けられる見通しだ」と強調。4月に供給量が増えた場合、何らかのトラブルで都道府県への配送が停止する事態を避けるため、政府が一定量在庫として確保するとした。その上で「4月の最終週に全ての都道府県に少なくとも1箱(最大約1170回分)を配送する。その先は接種量に応じて、出していく」と表明した。

キャンセルなどワクチンの余剰分の取り扱いについては「しっかりとした通知を出さないと混乱する。貴重なワクチンを無駄にしないことが優先だ。近々、政府の考えを示したい」と説明した。

河野氏は26日の記者会見で、医療従事者470万人、高齢者3600万人が2回接種するのに必要なワクチンを6月中に全国へ配送すると発表している。(共同)