栃木県足利市の両崖山(251メートル)一帯の山林火災で、同市の和泉聡市長は28日、記者会見し「状況はさらに好転した。明日(3月1日)、鎮圧を宣言できる」と述べた。305世帯に出している避難勧告も、1日に解除できるとの見通しを明らかにした。

発生8日目の28日は、一部で白煙が上がったものの、延焼はほぼ収まった。上空から監視し、陸上自衛隊などのヘリコプターが散水を継続。地上での活動を強化し、消防隊員らが山に入って残り火を消して回った。

山林火災は21日、登山者の119番で発覚。23日から25日にかけて焼失面積が拡大し、25日午後に約100ヘクタールに達した。風が弱まった26日は拡大幅は約6ヘクタールにとどまり、27日以降は広がっていない。

東日本高速道路によると、北関東自動車道の足利インターチェンジ(IC)-太田桐生IC(群馬県)間は東行き西行きとも通行止めが続いている。

市によると、ふるさと納税の仕組みを利用した寄付が1200件以上寄せられ、金額も1300万円を超えた。消防活動の経費や、被害を受けたハイキングコースの復旧に充てる。24日から休校が続いていた、現場に近い市立中1校は、1日に再開する。 (共同)