「現金が必要なのに」「早く何とかしてほしい」-。28日に起きた、みずほ銀行の現金自動預払機(ATM)での障害は、月末の休日に多くの預金者を困惑させた。会員制交流サイト(SNS)でも、情報不足や銀行側の対応の遅さに不満の声が噴出。夜になっても復旧のめどが見えず、利用者が増える週明けの取引に不安が残った。

「明日は大丈夫? コンビニでは下ろせるのかな」。不安そうな表情を浮かべたのは、東京・渋谷の渋谷支店を訪れた50代のフィリピン人男性。家電量販店でミシンを購入するために現金を引き出しに来たが、別の店舗に続いて門前払いされた。「現金で買いたかったのに」と残念がった。

50代女性は3月初めの引き落としに備えて預金を他行に移したり、記帳したりしたかったが、諦めて帰った。支店には続々と人が訪れたが「ただいまATMが使用できなくなっております」との入り口付近の紙を前に、不審そうに引き返した。

ツイッターでは「キャッシュカードが吸い込まれた」「備え付けの電話がつながらない」と嘆く声があふれ、中にはATM前で4時間も待ちぼうけを食っているという投稿も。みずほ銀の過去の大規模システム障害を引き合いに「またか」「信用できない」といった批判も目立った。

他行の関係者は「週明けは月初めで法人関係の決済も多い。復旧が遅れれば影響はさらに大きくなる」と危ぶんだ。(共同)