元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告は3日、自身のレバノン逃亡を手助けしたとされる米国籍の親子2人が東京地検特捜部に逮捕されたことなどに関し、助けてくれた人たちを守るため「コメントしない」と述べ、心情も語らなかった。ベイルートからフランスのニュース専門テレビの番組でインタビューに応じた。

逃亡を巡っては、トルコでジェット機運航会社の元幹部3人が実刑判決を受けている。「計5人が拘束される事態をどう感じるか」との質問に対し、ゴーン被告は「無関心ではなく保護のためだ」として直接の回答を避け「私のコメントが日本の当局により、(関係した)人々(の利益)に反して使われるかもしれない」と説明した。

ゴーン被告と妻のキャロル被告は今月、日本で逮捕されてからの心情などをつづった共著「共にいつまでも(原題)」をフランスで出版し、夫妻でインタビューに応じた。ゴーン被告は近況に関し「大学の(支援)プログラムや企業支援を行い、生活を再建している。過去30年間なかった自由がある」と述べた。(共同)