2011年の東日本大震災から11日で10年となるのを前に、米軍の支援活動「トモダチ作戦」を当時の米軍や自衛隊の幹部らが振り返るオンラインイベントが3日、開催された。日米の出席者は地震と津波、東京電力福島第1原発事故の危機に直面する中、作戦により「両国の友好の深さが示された」と意義を強調した。

米太平洋艦隊司令官として作戦を指揮したウォルシュ氏は、被災者支援と放射線という複雑な状況に日米一体となって対処するために共同調整所を立ち上げたと説明。「苦しむ人がいたり、平和と繁栄を脅かす勢力が存在する限り、われわれは協力していく必要がある」と述べ、日米同盟の重要性を訴えた。

冨田浩司駐米大使は「危機的時期に米国は助けてくれた」と謝意を表明した。防衛省制服組トップの統合幕僚長として救援活動にあたった折木良一氏は、作戦は「米軍と自衛隊の絆の強さが表れた」と強調。日ごろから共同訓練や交流を通じた信頼関係の構築が不可欠だとの考えを示した。(共同)