福岡県篠栗町で昨年4月、5歳だった男児が餓死した事件で、保護責任者遺棄致死の疑いで母親の碇利恵容疑者(39)とともに逮捕された知人の赤堀恵美子容疑者(48)が碇容疑者に対し、男児の死亡について県警の事情聴取を受けることを想定し、生活困窮の理由を「(生活保護費などは)遊興費に使った」と説明するよう指示していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。

赤堀容疑者は碇容疑者から生活保護費や児童手当など計約200万円をだまし取ったとして、詐欺罪などで起訴されている。

県警は、赤堀容疑者による金銭詐取で経済的に困窮した原因を隠す狙いがあったとみて詳しい経緯を調べている。

近所の住民から虐待疑いの通報を受け、県警は昨年2月と3月、碇容疑者宅を訪問。三男の翔士郎ちゃんらの状態を確認していた。

捜査関係者によると、翔士郎ちゃんの死亡後、赤堀容疑者は碇容疑者に対し、事情を聴かれた場合、生活保護費などはパチンコに使ったと説明するよう指示していた。

また共通の知人を「ボス」に仕立て、翔士郎ちゃんらに食事制限をしたことや元夫の浮気など、碇容疑者に信じ込ませていた架空の話についても、県警には言わないよう口止めしていたという。(共同)