河井案里前参院議員(47)の当選無効を受けた4月25日投開票の参院広島選挙区再選挙を巡り、立憲民主党内で擁立論が出ていた元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士(66)が9日、オンラインで記者会見を開き、出馬しないと明言した。立民などが目指す野党統一候補は、告示まで1カ月を切っても決まらず、混迷している。

郷原氏は不出馬の理由を「政治とカネの問題が再選挙で重要な争点になるのか、十分な確信が持てなかった」と述べた。

自民党本部が2019年の参院選を巡る買収事件の検証を行わず、案里前議員側から現金を受け取った地方議員らが自民党陣営の活動に参加していることから「公正な選挙が期待できない。プレーヤーとしてではなく、(外から)引き続き問題を指摘していく」と語った。(共同)