クーデターで全権を掌握した国軍に免許を剥奪されたミャンマーの一部メディアが8日夜から9日にかけ「民主主義を取り戻すための闘いを続ける」と相次いで表明し、ホームページや会員制交流サイト(SNS)を通じて記事の配信を継続した。本格的な言論弾圧に乗り出した国軍に対し、メディア側は抗戦する構えだ。

国軍は「いかなる媒体による放送や出版も認めない」と主張しており、このまま記事配信が続けば、記者らへの弾圧が強まる恐れもある。

国軍は8日夜、国営テレビを通じ、放送局の「ミッジマ」「ビルマ民主の声(DVB)」、オンラインメディアの「ミャンマー・ナウ」「キット・ティット」、日刊紙「セブンデー」の5社の免許取り消しを発表した。5社はクーデターへの抗議デモを積極的に報道していた。

ミッジマは国軍の発表直後にSNSで「民主主義と人権を取り戻すために報道を続ける」と声明を出し、9日も各地のデモの様子を伝えた。DVBも9日「言論の自由に対する制約を強く非難する。人権と民主主義のために闘うミャンマー国民を支え続ける」と宣言し、デモ報道などを続けた。     (共同)